2013-01-01から1年間の記事一覧
昭和30年代の“講談社の絵本”を、ネットでよく見かけるようになった。 懐かしみを感じる人が多く、需要が高まったのか、かなりの高値がついている。 「ぶんぶくちゃがま」というと、この絵を思い出すし、私にとっての「ちびくろさんぼ」は、この子です。 これ…
小説「それから」に続き、森田芳光監督映画『それから』を見ました。 主人公の代助を演じるのは、今は亡き松田優作さん。亡くなられて2426年も経つんだわね。この映画で主人公の長井代助を演じたのは彼が、35歳、役者としても輝いていた時期だった。 最初、…
夏目漱石の「それから」を、38年ぶりに読みました。 高校時代に読んだ時は、「親のすねをかじっている男が、親友の奥さんを好きになり、親からも親友からも絶縁される」という筋のどこが面白いのか、登場人物の誰にも思いを寄せられず、さっぱりだった。 再…
ナット・キング・コールの声が好きだと言ったら、 MOURIがベストを買ってきてくれました。 2枚組、50曲。何とも聞きがいのあるアルバム。 ナット・キング・コールの歌で、特に好きなのが、Unfogettable, Mona Lisa, Smaile, それと Fly me to the moon とこ…
『初恋』備忘録 武者小路実篤の本を読むキッカケは、里見弴つながりだった。 ひとつことに興味を持つと、今まで見過ごしてきたものが見えてきたりする。 武者小路実篤に関していえば、 偶然 通った場所に『武者小路実篤記念館』があったり、 探していた里見…
今年の春、旧朝倉家住宅 を見学して、当主の人となりを知りたくなりました。 あの家は財力さえあれば築けるものではない、杉の間は、柾目ひとつひとつを吟味されていたし、 棚板の彫刻には、良いものを沢山見てきた人が選ぶ “ 遊び心のある趣味の良さ ” を、…
昔からジャス好きのMOURIだが、ここにきて拍車がかかったようで、 古いジャズのCDや、ブルーノートに関する書籍に埋もれて楽しそうに暮らしている。 熟年になるとパーソナルスペースが広くなるのか、お互いの趣味志向を尊重しながら、 気配を感じ、声をかけ…
祖父の三回忌の法事のある前日、信太郎は寝床で小説を読んでいると、並んで寝ている祖母が、「明日坊さんのおいでなさるのは八時半ですぞ」と云った。 「わかってます」と云った信太郎だったが、ランプを消したのは一時を過ぎていた。翌朝、信太郎は祖母の声…
1人の小娘が枯れ枝を拾いに山に行くと、 誰かに呼ばれたように思い、 辺りを見回します。 そこには雑草の中から只1本、 小さい菜の花が咲いてしました。 「お前、こんな所で、よく淋しくないのね」 小娘が言うと 「淋しいわ」 菜の花は親しげに答えます。菜…
文字通り『本の山』 早稲田の古本屋「三幸書房」の若旦那 拓 (仮名) ちゃんが、ご厚意で届けてくれました。 宅配でいいって言ったんですが、それだと凄く高いからって。 m(__)m 「これ、読むの一生かかりそう」と言ったら、そんなことはないだろうとMOURI。 …
大塚の病院帰りに、ちょっと足を伸ばして早稲田にいきます。 腰痛・首痛で病院に通っているのに、ちょっとよくなるとブラブラしてしまう あたし。。。 困ったものだと思います。 都電荒川線は、江ノ電と同じで、色々な柄の電車があります。 今日のは、おもい…
週末に、筑摩現代文学大系が届くので、本の整理をします。 出るわ、出るわ。 もちろんコレは、ほんの一部です。 本棚の一番いい場所を占めていたのは、テアトロの巻末に付いている戯曲の切り抜きだったり、映画や芝居のパンフレットでした。 MOURIは、蔵書に…
昨日の「シェークスピア全集」を何故買わなかったか無性に悔やまれます。状態が良くないと言っても、何故 3,000円を惜しんだかと。 古書も骨董 (食器) も一期一会、買い逃したら明日はないと懲りているはずなのに。。。 夜中にふとマクベスのセリフが思い出…
綺麗でしょう? 逍遥記念室の天井です。ここは、早稲田大学内にある演劇博物館の中の、坪内逍遥記念室。 この部屋は、演劇博物館の貴賓室として作られ、逍遥さんも来館時に使用されたようです。室内の書棚には、シェイクスピアの翻訳に使った洋書や愛蔵品な…
変なタイトルだと自分でも思う。ここのところ肩こりを通り越して首から腕にかけて痛みが走ります。それで大塚の病院通いしてるんだけど。。。 先生からは、同じ姿勢はNGと言われちゃった。原因はパソコンだと自分でもわかってるんです。 いつもは痛い痛いと…
出先で本を読んでいて、ふと感じことがあります。 古書って軽くて持ちやすいと。 どうしてだろう・・・ 長い間に紙の水分が抜けたとか。。。ははっ、そんなことはないか。。。。 感覚的なものかどうか、計ってみました。 現在の本。333gもある。 昭和28年刊…
最近、気になっているバンドがあります。 サカナクションという、男女5人のグループのロックバンドです。ジャンルは、オルタナティブ・ロックっていう、、、うーん、なんじゃらほいですが、 とてもいい音作りの集団です。 作詞・作曲は、ほとんどボーカルの…
週末に見たアイリスという映画、心に沁みました。イギリスの女性作家アイリス・マードックを主人公に、アイリスの夫ジョン・ベイリーが書いた回想録『Elegy for Iris』を原作としている夫婦の40年を描いたドラマです。 晩年の妻がアルツハイマーを発症してし…
毎週、楽しみにしていたビブリアですが、正直言うと3、4話はダレた感じがしてました。 1、2話に比べてテンポが違うって言ったらいいかしら。鎌倉ロケも少なかったし。 ところが6話で盛り返したようです。 「こんな役で、この人 何かありそう ⵈⵈ 」と睨んでい…
いい、写真でしょ? 『きつねと私と12か月』という映画を、如実に表現しているカットです。 ズバリ、きつねと少女のふれあい物語。 ふたり ( ひとりといっぴき ) の距離感が、背中に現れている。 この映画は、ワンシーンだけ「見なきゃよかった」という気持…
ながらで見ていた番組に釘づけになりました。 今日の料理『つばたさんちのキッチンガーデン』という番組で、 家庭菜園を30年も続けていらっしゃる80代のご夫婦の暮らしぶりが紹介されていました。テレビには、畑の手入れをしている津端さんご夫婦の様子が映…
今週の一冊は、ヴィノグラードフ・クジミンの『論理学入門』。この本を売りに来た男 ( 中村獅童 ) は、ニット帽にサングラスという怪しげないでたちで、外のパトカーのサイレンの音を気にしながら本を預けて立ち去る。男の本の最後のページに「私本閲読許可…
ビブリア古書堂の事件手帖の第2話を見ていて遭遇した偶然に驚いた。たまたま読んでいた2冊の本が、ドラマに関連していたからだった。 一冊は『三浦一族と相模武士』で、88頁にドラマの舞台になった妙本寺が出てきたから。もう一冊は、ドラマの重要アイテム、…
フジテレビが、またまた鎌倉を舞台にしたドラマを作りました。 題材が #ミステリー #古本 #鎌倉 とくれば、超ドストライクゾーン! 見るしかないでしょう。 この世界、好きです。 古本がどーんと続く本棚がある、あんな家に住みたぁ~~い! 初見は内容を楽…
図書館から借りてきて読んでいたのは、三浦一族に関する本です。 昨年の暮、荒崎に行った時に見た看板が気になって、荒崎の居城は誰が住んでいたのかをずっと調べていたんです。別段どうってことない話なのに、気になり始めると駄目なんですわたし。 ですん…
荒崎で見た『荒崎の奇勝と歴史』という看板が気になっていて図書館通いをしています。 ところが、またしても住んでする地域の図書館に、探している本がありません。 読みたい本がない時は近くの区に借りに行ったり、取寄せて貰ってますが、 そうしなければな…
沈下橋のことを思っていた矢先、あるドラマに釘付けになりました。 つけっ放しにしていたテレビの、見るともなし見ていた画面に、沈下橋が映し出されたからです。 『カゲロウの羽』というドラマでした。読書をし《ながら》見ていた為、前半部分がおざなりだ…
沈下橋って、ご存知ですか? 去年、ドラマの『遅咲きのヒマワリ』を見るまで、私は知りませんでした。 四万十川に架かる岩間沈下橋撮影年月日:2009/5/3原典:投稿者自身による作品作者:四万十人 『遅咲きのヒマワリ』は男女7人の青春群像劇。 このドラマに…
「正月だから、志ん朝 見ようぜ」 ナイスアイデア! テレビのお正月番組にも飽きて、やることもなし。 こういう時でなけりゃ なかなか見られないもの。 写真は、我が家の家宝『古今亭 志ん朝 全集』上下 DVD 16枚組 5年前、発売されると同時に即決購入したも…