いい、写真でしょ?
『きつねと私と12か月』という映画を、如実に表現しているカットです。
ズバリ、きつねと少女のふれあい物語。
ふたり ( ひとりといっぴき ) の距離感が、背中に現れている。
この映画は、ワンシーンだけ「見なきゃよかった」という気持ちを上回る感動を与えてくれました。
きつねの姿が焼き付いて離れません。
実は動物ものの映画は見ないようにしているんです。
ところがこの映画、ながら見のテレビ映像に釘づけになり、結局見てしまいました。
ダイナミックな自然と美しいきつねに愛くるしい少女、引き込まれる要素満点でずるい映像でした。
動物好きなのに、どうして動物モノの映画が嫌いかというと、たいてい途中で動物が悲しい目に合うでしょう? あれが駄目なんです。
この映画もそうでした。終盤に「あああっ、ダメこういうの」がありました。
これがなければいいのにと複雑な心境でした。
昔、ドラマ『北の国から』を見て、雪中の北キツネがぴょんっとジャンプする映像があったけれど、
この映画のきつねも、やっぱり飛んでました。
きつねって土に潜った小動物を捕まえる時に飛ぶようです、そのジャンプ力たるや凄い。
俊敏で恰好よい。少女が「美しいものを見た」と独白するんだけど、同感です!
でも、ピョンと飛ぶのはきつねだけじゃありません、猫も飛びます。
先日、目撃したのは、土に掘った穴に前足つっこんで戯れる猫でした。
猫のお兄さん ( 世話してる人 ) が掘ってあげたらしいんだけど、穴の直径がちょうどゴルフボールくらいで、深さは10㎝くらいだったかな。それが猫にとってツボみたいでした。
何が楽しいのか、その穴に前足突っ込んだかと思うとピョンっとジャンプする。
それがしたくて、他の猫たちも順番待ちをしています。
「もう一つ掘ってやるから、喧嘩すんなよ」と言ってました。
カメラに収められなかったのが残念、無念でした。