Marco 知の鍵

ああ、ビブリア古書堂みたいな場所で一日中 本を読んでいたい。

 芥川龍之介

芥川龍之介 縁の地 大川端

せっかく両国まで歩いて来たんだもの、 芥川龍之介さんに縁のある場所に足を伸ばしてみようと思います。 両国の橋のたもと 以前、芥川龍之介の『ひょっとこ』『老年』『大川の水』を読んだ時、 大川 (隅田川) と百本杭に興味を持ち、一度キッチリ歩いてみた…

芥川龍之介 『酒蟲』

【あらすじ】 大酒飲みだが、酔うことのない大富豪 劉大成のもとに、近頃評判になっている蛮僧がやってくる。 蛮僧は医療も加えれば、房術も施すと噂になっている男で、劉が酒虫による奇病に罹っていると言う。 酒を飲んでも酔わないのは、腹の中に酒虫がい…

芥川龍之介 『父』

なんとも切ない短篇です。 【あらすじ】 主人公 ( 作者 ) が、中学4年の修学旅行の時の話です。 能勢という人を笑わせるのが得意な同級生が、集合場所で、通行人の特徴を捉えて辛らつなあだ名を付けるのに、同級生はウケまくっています。その時、体裁のあが…

芥川龍之介 『虱』

【あらすじ】 長州征伐に向う船上での話。 虱に悩まされる武士たちだが、森という武士が、虱を集めて《飼う》と言い出す。 虱が体にたかっていれば、痒いから掻く、掻くから温まる、温まるから眠くなる、 眠くなれば痒いのも気にならない、というのだ。 それ…

芥川龍之介の鼻

禪智内供の鼻と云へば、池の尾でも知らない者はない。長さは五六寸あって、上唇の上から顎の下まで下がってゐる。形は元も先も同じやうに太い。云はゞ、細長い腸詰めのやうな物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下がってゐるのである。 で始まる『鼻』は、大正…

芥川龍之介 『ひょっとこ』

『ひょっとこ』は、大川端を舞台にした小説として『大川の水』『老年』に次ぐ三作目になります。この3つは《大川端3部作》と呼ばれているそうで、なるほどテイストは同じかも知れません。 【物語の序盤】 流石、生まれ育った土地を舞台にしているだけあっ…

芥川龍之介 『老年』

『老年』は、生前の単行本にはならなかったが、芥川龍之介の「処女作」にあたる作品です。 【あらすじ のようなもの】 物語は、橋場の玉川軒という料理屋で行われた 一中節いっちゅうぶし の順講(意:おさらい)に、小川の旦那や中洲の大将など多くの人が集…

芥川龍之介 『大川の水』

まるで老齢作家の懐古作品のようにも思えますが、このエッセーを書いた時、 彼はまだ、文壇にデビューする前の若者 ※ でした。 ※ 大正三年(1914年)4月1日発行の雑誌『心の花』第十八巻第四号に 「柳川隆之介」の署名で掲載されたが 本文末に(一九一二、一、)…

芥川龍之介 『バルタザアル』

徳冨蘆花から始まり、大佛次郎、久米正雄、里見弴といった鎌倉に関連する作家たちの作品を濫読するなか、この辺で芥川龍之介の作品をまとめて読んでみようと思い立った。 芥川作品といえば、恥ずかしながら『羅生門』『鼻』くらいしか読んだことがない。 こ…

芥川龍之介『青年と死と』

芥川龍之介 著『青年と死と』読了。 いかにも芥川龍之介が好きそうな題材です。 この作品の元となったのは「龍樹菩薩伝」で、 龍樹は、大乗仏教中観派の祖で八宗の祖師と称される人。 真言宗では、真言八祖の1人であり、 浄土真宗の七高僧の第一祖とされてい…

偶然の賜物

Aneyと訪れた『鎌倉文学館』は、行きたいと思いながら なかなか機会がなかった場所だった。 《旧前田公爵別邸》《海を見下ろす瀟洒な洋館》《バラ園の見事な景勝地》とくれば、魅力満載だが、鎌倉文士の直筆原稿を初めとした貴重な資料が見られるので文学好…

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