Marco 知の鍵

ああ、ビブリア古書堂みたいな場所で一日中 本を読んでいたい。

作家 た行

『少年と蛇』 著:田宮虎彦

【あらすじ というかダイジェスト】 母が少年を連れて帰ったお祖父さんとお祖母さんの家は、大きな川のほとりにあった。 母屋から桃畑を隔てた川土手の離れ屋で、少年と母との暮らしが始まった。 夜になると川の流れの音が、少年の耳を洗うように聞こえてく…

エッセーを書くということ

谷崎潤一郎の『青春物語』というエッセーを読みはじめた。 去年、池袋の古本市で手に取り、貴重な写真が沢山掲載されていたので購入したものだった。 読み始めて半分で止めた。 理由は、気分が悪くなったから。 本人は肩のこらない笑い話として皆が知ってる…

雨の日文庫

朝からお弁当を作って、、、 鎌倉に出かけようと思ったら、、、、 注文しておいた本が届きました。 だから今日は、読書の日にしよ。 雨の日文庫。 第一集、全25冊の内、18冊。 欠品があっても仕方がない。だって昭和33年の本だもの。 凄い! 挿絵が佐藤忠良…

日本橋蛎殻町を歩く

ちょっと時間があったので、蛎殻町を歩いてみます。 古い家屋は今でも現役。 大切に住まわれているのがわかる。 この辺りは、昔ながらの地名が残っています。 昭和37年に制定された住居表示に関する法律によって、 どんどん町名が統合され〇〇何丁目何番地と…

百花文庫について

創元社発行の百花文庫 という素敵な本に出合いました。手に入ったのは、志賀直哉著『早春の旅 他二篇』 状態は、なかなかのもの。 現在の文庫本と違って、凄く薄くて良い紙を使ってる。 でも薄すぎて裏面の字が写ってる。 文庫というより、小冊子という感じ…

逍遥のシェークスピア

昨日の「シェークスピア全集」を何故買わなかったか無性に悔やまれます。状態が良くないと言っても、何故 3,000円を惜しんだかと。 古書も骨董 (食器) も一期一会、買い逃したら明日はないと懲りているはずなのに。。。 夜中にふとマクベスのセリフが思い出…

『鵠沼・東屋旅館物語』 高三啓輔 著

『鵠沼・東屋旅館物語』博文館新社 著:高三啓輔 ( Takami Keisuke ) 非常に興味深い一冊です。 この本を知ったきっかけは、里見弴の小説『潮風』。 小説の舞台がこの旅館で、冒頭部分に東屋の玄関先で大道芸見物をしている逗留客や仲居たちの様子が、見事な…

『悼む人』 天童荒太

題 名 : 悼む人 著 者 : 天童荒太 発 行 : 文芸春秋 発行日 : 2008-11-30 読了日 : 2009-03-01 聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。 善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。第140回直木賞受賞作 もうり 君の薦めで読んでみたけど、オレは…

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