Marco 知の鍵

ああ、ビブリア古書堂みたいな場所で一日中 本を読んでいたい。

OHTA-SAN JAPAN TOUR 2014 その2

OHTA-SAN のライブについてお話ししたいと、 当日の曲目を書き出そうとしたら、ひとつも思い出せない。 Misty はやらなかった。 Whisper Not はどうだったかしら。 星のかなたに… Song Foe Anna は? そうそう、Fools Rush In ( 原題-愛さずにはいられない )…

OHTA-SAN JAPAN TOUR 2014

OHTA-SANさんのライブに行ってきました。ウクレレの神様オータさん。 本名は、Herbert Ichiro Ohta ですが、ハワイでは尊敬をこめて『 OHTA-SAN 』 と呼ばれています。 ハワイは勿論、日本のウクレレファンなら誰でもわかる大巨匠。日系二世ハーフ (一世と二…

古書の重さ

古書を買うようになり気づいたことがあります。 古い本は軽い! 本当なんですから。 間違えてダブってしまった2冊 左が昭和18年発行、右が昭和13年発行のもの。 感覚的に《軽い》と思っていたけれど、比べてみて驚愕。 50gも違うんですもの。

春風亭一之輔 独演会

本日のメインイベントは、落語会 ≪いちのすけの嵐≫ 一緒に観たのは、先日『鳥取 珍魚祭』に集った面々。 結論からいいます。 すごく良かった! もうもう、大爆笑!! すっかり落語のとりこになった!!! 実は、生の落語を聞くのは初めてだ。 古今亭志ん朝さ…

『少年と蛇』 著:田宮虎彦

【あらすじ というかダイジェスト】 母が少年を連れて帰ったお祖父さんとお祖母さんの家は、大きな川のほとりにあった。 母屋から桃畑を隔てた川土手の離れ屋で、少年と母との暮らしが始まった。 夜になると川の流れの音が、少年の耳を洗うように聞こえてく…

エッセーを書くということ

谷崎潤一郎の『青春物語』というエッセーを読みはじめた。 去年、池袋の古本市で手に取り、貴重な写真が沢山掲載されていたので購入したものだった。 読み始めて半分で止めた。 理由は、気分が悪くなったから。 本人は肩のこらない笑い話として皆が知ってる…

『嵐のなか』 著:島木健作

この本は、1949 ( 昭和24 ) 年、島木健作の死後 刊行されたものである。 『嵐のなか』が単行本になったのは《この全集が最初》と聞いて探していた。 カバーもちぎれ、中もシミだらけだが、読むのになんら問題はない。 かえって当時のことが想像できる気がし…

ノーソフ 著 『ネズナイカの冒険』

偕成社文庫『ネズナイカの冒険』が手に入った。 以前、入手した雨の日文庫『十六人の小人の冒険』の完全版である。 雨の日文庫を読んだ時「終わり方が突然でおかしいな」と思ったが、やはり尻切れトンボだった ことや、気球に乗る前にも話があって、雨の日文…

挿絵について その2

10月に入手した光文社版『鉄塔の怪人』を熟読。 実際 子供時代には読まなかった少年探偵シリーズも、 今こうして読んでみると、子どもの心に帰れるのが面白い。 物語は、背中にドクロの模様がある巨大カブトムシが町中を のしのし 歩き回るという荒唐無稽な…

江戸川乱歩 著『少年探偵~鉄塔の怪人』

池袋の古本市で、江戸川乱歩の少年探偵シリーズ『鉄塔の怪人』を見つけた。 裸本で、あまり状態はよろしくなかったが、500円だったので購入する。 江戸川乱歩は先日、ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』第10話でも取り上げられ、事件の鍵を握る女性が、子供…

挿絵について ①

大衆小説の古本には挿絵が施されているものが多くある。 大佛次郎 著『帰郷』もしかり。 garadanikki.hatenablog.com 装畫は佐藤 敬 氏、挿絵は中西利雄 氏の手によるもの。 両氏は、彫刻家-佐藤忠良さんも会員でいらした 新制作協会 を、猪熊弦一郎らと共に…

大佛次郎 著『帰郷』六興出版社版

11月下旬、池袋で開催されていた 古本市 で買いました。 書棚でひときわ目立っていたのは、斬新な装幀のせいで、 西洋と東洋が混ざり合った色合いにグッと惹かれて手に取った。 どんな物語なのか、ページを繰るのが楽しみになるような装幀だったから。 ( ※ …

鎌倉 まんだら堂 やぐら群跡

綺麗な絨毯。 敷き詰められた落ち葉の形を見ると、モミジではなさそう。 欅かな? ここは『まんだら堂 やぐら群跡』という所です。 祇園山ハイキングコースから、まっすぐ帰ればいいものを、まだ、ほっつき歩いてます。 テクテクテクテク。 小坪のトンネル上…

鎌倉 妙本寺~祇園山ハイキングコース

比企谷の妙本寺に参拝に伺いました。 ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』第2話で、志田 ( 高橋克実 ) が本を盗まれる、あの階段のロケ地。 3月に来た時も、お話、、、 えっ、話してなかったでしたっけ? ああ、ホントだ。 3月5日 [大忙しの一日]には、確…

『たんぽぽ娘』 ロバート・F・ヤング 著 を読む

ロバート・F・ヤング著『たんぽぽ娘』を読了。 『ジェニーの肖像』を読了した流れで、タイムトラベル物をもう一冊読んでみたくなり手に取った一冊だ。 『たんぽぽ娘』が収録されている本は二冊あり、いずれも絶版本。 入手困難だったので後回しにしていた作…

『ジェニイの肖像』 ~訳 山室静

『ジェニイの肖像』ロバート・ネイサン著 山室静香訳 を読了。 鎌倉書房が昭和25年刊行されたもので、初めての邦訳だったようで、大分傷んだ本。 10月下旬、池袋で開催されていた古本市で見つけたもので、昔、舞台『ジェニーの肖像』を観ていたので購入しま…

雨の日文庫 『しじゅうから日記』  著:ビアンキ

雨の日文庫 (第一集 七) 『しじゅうから日記』を読みます。 雨の日でもないのに (;'∀') ←しばらくは雨の日文庫を読む度にこう言うかも w 物語の主人公は、ジーニカというメスの しじゅうから です。 親離れをしたばかりの何も知らない しじゅうから が色々な…

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』

『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロさんが書かれた小説です。 イシグロさんは、1989年発表の『日の名残り』でイギリス文学の最高峰ブッカー賞を受賞しました。 実は『日の名残り』の作者が、日系人だと知らずに映画を見ていたんです。 原作者が生粋の…

雨の日文庫 『十六人の小人の冒険』 ノーソフ著

先日購入した雨の日文庫を読み始めました。 雨の日文庫か、ググッと来るネーミング。 雨の日は、たのしく読書しようというイメージなのかな。 今日は晴天だけど…読む。 【雨の日文庫について】 このシリーズは、昭和33年に麥書房 ( 現むぎ書房 ) から発行さ…

雨の日文庫

朝からお弁当を作って、、、 鎌倉に出かけようと思ったら、、、、 注文しておいた本が届きました。 だから今日は、読書の日にしよ。 雨の日文庫。 第一集、全25冊の内、18冊。 欠品があっても仕方がない。だって昭和33年の本だもの。 凄い! 挿絵が佐藤忠良…

池袋 古本市

何やら興味をそそる光景。 危険な予感。 参った。古本市をやっている。 池袋には、これから数日、仕事で通うことになるのだが、よりによってその期間中 古本市が開催されるらしい。 誘惑に負けず、キチンと仕事場にたどりつけるかが問題です。

柳橋を歩く

隅田川沿いを散歩しているうちに、もう少し足を伸ばして柳橋に行きたくなりました。 柳橋というと、昔から新橋、赤坂と並ぶ三大花街のひとつです。 芸者さんもそれぞれの地の利で特徴があるらしく。 その辺りのことを詳しく研究され、詳しく解説されているサ…

芥川龍之介 縁の地 大川端

せっかく両国まで歩いて来たんだもの、 芥川龍之介さんに縁のある場所に足を伸ばしてみようと思います。 両国の橋のたもと 以前、芥川龍之介の『ひょっとこ』『老年』『大川の水』を読んだ時、 大川 (隅田川) と百本杭に興味を持ち、一度キッチリ歩いてみた…

日本橋蛎殻町を歩く

ちょっと時間があったので、蛎殻町を歩いてみます。 古い家屋は今でも現役。 大切に住まわれているのがわかる。 この辺りは、昔ながらの地名が残っています。 昭和37年に制定された住居表示に関する法律によって、 どんどん町名が統合され〇〇何丁目何番地と…

島木健作著 『獄』という本

島木健作著『獄』を読了。名著でした。考えさせられました。収録されているのは「癩(らい)」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」という5篇で、いずれも獄中での思想犯の話。癩……思想犯として投獄された太田は、刑務所で結核を発症し隔離監房に移される。 そこ…

島木健作の古書

前回、百花文庫で島木健作の『土地』を読んで以来、気になる存在になった作家です。 北海道に生まれた彼は、34歳の時に鎌倉に移転しています。結局彼は、肺結核で42年の生涯を鎌倉の病院で閉じたそうで、お墓も鎌倉の浄智寺にあるのだそうです。 気になる人…

百花文庫で島木健作『土地』を読む

百花文庫にハマってしまい、次に入手したのが、島木健作著 『土地』でした。 島木健作という方は、この本で初めて知りました。何の予備知識もないまま読みはじめ、どっぷりのめり込みました。 至極 読み易く、登場人物に対する表現が端的でわかりやすい。 主…

志賀直哉 『早春の旅』 『ジイドと水戸黄門』 『池の縁』

百花文庫で、志賀直哉著 『早春の旅 他二篇』を読了。 この本に収められている三つの短編は、お子さんたちとの様子を書いたものです。 直哉さんには、義理のお母さんが産んだ年の離れた兄弟たちがいます。 その兄弟のことや、祖母、実母、義母のことを、彼は…

百花文庫について

創元社発行の百花文庫 という素敵な本に出合いました。手に入ったのは、志賀直哉著『早春の旅 他二篇』 状態は、なかなかのもの。 現在の文庫本と違って、凄く薄くて良い紙を使ってる。 でも薄すぎて裏面の字が写ってる。 文庫というより、小冊子という感じ…

志賀直哉 『雨蛙』

『雨蛙』は、大正13年1月、志賀直哉が41歳の時に書いたもので、翌年4月改造社より短編集『雨蛙』として出版されました。 この12年後やっと『暗夜行路』が完結したんですが、『創作余談』によれば、当初この作品は『暗夜行路』を書きあげたら書こうと思ってい…

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