Marco 知の鍵

ああ、ビブリア古書堂みたいな場所で一日中 本を読んでいたい。

ビブリア古書堂の事件手帖 第2話

ビブリア古書堂の事件手帖の第2話を見ていて遭遇した偶然に驚いた。たまたま読んでいた2冊の本が、ドラマに関連していたからだった。 一冊は『三浦一族と相模武士』で、88頁にドラマの舞台になった妙本寺が出てきたから。もう一冊は、ドラマの重要アイテム、…

ビブリア古書堂の事件手帖

フジテレビが、またまた鎌倉を舞台にしたドラマを作りました。 題材が #ミステリー #古本 #鎌倉 とくれば、超ドストライクゾーン! 見るしかないでしょう。 この世界、好きです。 古本がどーんと続く本棚がある、あんな家に住みたぁ~~い! 初見は内容を楽…

三浦一族について

図書館から借りてきて読んでいたのは、三浦一族に関する本です。 昨年の暮、荒崎に行った時に見た看板が気になって、荒崎の居城は誰が住んでいたのかをずっと調べていたんです。別段どうってことない話なのに、気になり始めると駄目なんですわたし。 ですん…

図書館について

荒崎で見た『荒崎の奇勝と歴史』という看板が気になっていて図書館通いをしています。 ところが、またしても住んでする地域の図書館に、探している本がありません。 読みたい本がない時は近くの区に借りに行ったり、取寄せて貰ってますが、 そうしなければな…

沈下橋~カゲロウの羽

沈下橋のことを思っていた矢先、あるドラマに釘付けになりました。 つけっ放しにしていたテレビの、見るともなし見ていた画面に、沈下橋が映し出されたからです。 『カゲロウの羽』というドラマでした。読書をし《ながら》見ていた為、前半部分がおざなりだ…

沈下橋~遅咲きのヒマワリ

沈下橋って、ご存知ですか? 去年、ドラマの『遅咲きのヒマワリ』を見るまで、私は知りませんでした。 四万十川に架かる岩間沈下橋撮影年月日:2009/5/3原典:投稿者自身による作品作者:四万十人 『遅咲きのヒマワリ』は男女7人の青春群像劇。 このドラマに…

古今亭 志ん朝 を楽しむ

「正月だから、志ん朝 見ようぜ」 ナイスアイデア! テレビのお正月番組にも飽きて、やることもなし。 こういう時でなけりゃ なかなか見られないもの。 写真は、我が家の家宝『古今亭 志ん朝 全集』上下 DVD 16枚組 5年前、発売されると同時に即決購入したも…

有川浩 著『猫旅リポート』

にゃんこ好き、有川浩さん好きの私に、MOURIからのお土産。自分の本を買うついでに新刊を見つけて買ってきてくれました。 「喜ぶだろうと思って」と。 早速、読み始めたもののボロボロボロボロ泣き通しです。 ラストなんかもう、ウォンウォン言ってしまいま…

里見弴 著『桐畑』

この本は、1947年 ( 昭和22 ) 8月20日、桃季書院から発行されたものです。 題簽(だいせん) は、白樺派の同人で同い年の 長與善郎 の手によるもの。 見事です。 今年10月、早稲田の古本市で手に取り たちまち魅了された装丁で、 クタクタの和紙の手触りが心地…

文豪の稼ぎを考察する

最近、大正・昭和初期の文豪 ( 芥川龍之介、久米正雄、大佛次郎、里見弴 ) の本にはまっている。 自分が良いと思えばそれで良く、貪り読んでいれば幸せなものを、突然ある疑問に囚われた。 「今読んでいる文豪の本は、当時どの程度の人気があったのか」 しょ…

佐藤忠良展

昨年(2011年) 3月、98歳で亡くなられた彫刻家-佐藤忠良さんの追悼展が、仙台の宮城美術館で開催されるというお知らせをいただいた。 初日に、忠良さんの長女で女優の佐藤オリエさんが講演をされるという。「オリエさんが講演をやるなんて珍しい」と思ったの…

森拓治 舞台出演作『白い夜の宴』

ウクレレ演奏家の森拓治先生が、その昔、民藝の舞台に出演したというお話を聞きました。 どのくらい昔の話かというと、1967年ですって。 45年も前の話です。 先生が懐かしそうに、その頃の話をされていた…と、MOURIから聞きました。 出演のきっかけは、民藝…

SONGS 槇原敬之

SONGS (第240回OA) に、槇原敬之登場。録画もバッチリしたので、毎日見てしまいそうです。曲目は代表作の「もう恋なんてしない」「どんなときも」と新曲「四葉のクローバー」の 3曲でした。番組には、秋深まる雑木林を、愛犬と散歩する槇原さんの姿が、収め…

最後から二番目の恋 再放送

『最後から二番目の恋』のスペシャルが、11月2日に放送されるとのことです。 そして。 それに因んで本編の第一話が本日から放送されるそうです。 (/・ω・)/(/・ω・)/ 第一話で千明(小泉今日子)が鎌倉の物件を訪れ、にゃんこをなでなでしているシーンがあり…

芥川龍之介 『酒蟲』

【あらすじ】 大酒飲みだが、酔うことのない大富豪 劉大成のもとに、近頃評判になっている蛮僧がやってくる。 蛮僧は医療も加えれば、房術も施すと噂になっている男で、劉が酒虫による奇病に罹っていると言う。 酒を飲んでも酔わないのは、腹の中に酒虫がい…

芥川龍之介 『父』

なんとも切ない短篇です。 【あらすじ】 主人公(作者)が、中学4年の修学旅行の時の話です。 能勢という人を笑わせるのが得意な同級生が、集合場所で、通行人の特徴を捉えて辛らつなあだ名を付けるのに、同級生はウケまくっています。その時、体裁のあがら…

芥川龍之介 『虱』

【あらすじ】 長州征伐に向う船上での話。 虱に悩まされる武士たちだが、森という武士が、虱を集めて “ 飼う ” と言い出す。 虱が体にたかっていれば、痒いから掻く、掻くから温まる、温まるから眠くなる、眠くなれば痒いのも気にならない、というのだ。 そ…

芥川龍之介の鼻

禪智内供の鼻と云へば、池の尾でも知らない者はない。長さは五六寸あって、上唇の上から顎の下まで下がってゐる。形は元も先も同じやうに太い。云はゞ、細長い腸詰めのやうな物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下がってゐるのである。 で始まる『鼻』は、大正…

芥川龍之介 『ひょっとこ』

『ひょっとこ』は、大川端を舞台にした小説として『大川の水』『老年』に次ぐ三作目になります。この3つを“大川端3部作”と呼ばれているそうで、なるほどテイストは同じかも知れません。 【物語の序盤】 流石、生まれ育った土地を舞台にしているだけあって…

芥川龍之介 『老年』

『老年』は、生前の単行本にはならなかったが、芥川龍之介の「処女作」にあたる作品。 【あらすじ のようなもの】 物語は、橋場の玉川軒という料理屋で行われた一中節(いっちゅうぶし)の順講(意:おさらい)に、 小川の旦那や中洲の大将など多くの人が集…

芥川龍之介 『大川の水』

まるで老齢作家の懐古作品のようにも思えますが、このエッセーを書いた時、彼はまだ、文壇にデビューする前の若者でした。 (※ 大正三年(1914年)4月1日発行の雑誌『心の花』第十八巻第四号に「柳川隆之介」の署名で掲載されたが、本文末に(一九一二、一、)と…

芥川龍之介 『バルタザアル』

徳冨蘆花から始まり、大佛次郎、久米正雄、里見弴といった鎌倉に関連する作家たちの作品を濫読するなか、この辺で芥川龍之介の作品をまとめて読んでみようと思い立った。 芥川作品といえば、恥ずかしながら『羅生門』『鼻』くらいしか読んだことがない。 こ…

『鵠沼・東屋旅館物語』 高三啓輔 著

『鵠沼・東屋旅館物語』博文館新社 著:高三啓輔 ( Takami Keisuke ) 非常に興味深い一冊です。 この本を知ったきっかけは、里見弴の小説『潮風』。 小説の舞台がこの旅館で、冒頭部分に東屋の玄関先で大道芸見物をしている逗留客や仲居たちの様子が、見事な…

芥川龍之介『青年と死と』

いかにも芥川龍之介が好きそうな題材。この作品の元となったのは「龍樹菩薩伝」で、龍樹は、大乗仏教中観派の祖で八宗の祖師と称される人。真言宗では、真言八祖の1人であり、浄土真宗の七高僧の第一祖とされているそうです。その龍樹の俗伝の中に、以下のエ…

偶然の賜物

Aneyと鎌倉に行き、道草した『鎌倉文学館』は、来きたいと思いながら、なかなか機会がなかった場所。 旧前田公爵別邸で “ 海を見下ろす瀟洒な洋館 ” “ バラ園の見事な景勝地 ”として人気のようですが、館内には、鎌倉文士を中心とした作家たちの直筆原稿も展…

リッチマン、プアウーマン 第2話

【あらすじ】 朝比奈恒介 ( 井浦新 ) に対して偽名がバレてしまった千尋だが、 今しばらくPFプロジェクトに関わることになった。 藤川 ( 大地真央 ) との面会の帰り、車に忘れた就活靴を返して欲しいと頼むが、 日向は 1万円札を数枚を突き出し「捨てたか…

渋谷の記憶

図書館で閲覧席が満席な時には、雑誌コーナーの長椅子で待つのが日課になっている。 そんな時必ず閲覧するのが『渋谷の記憶』という写真集。 時間つぶしにパラパラやるのに丁度いい。 ところが最近、この写真集が見当たらない。 司書の方に聞いたら、とうに…

金曜の夜、聴きたくなる名曲集 ハンク・ジョーンズ

アルバム名 : ラウンド・ミッドナイト / Round Midnight ピアノ : ハンク・ジョーンズ / Hank Jones 録音日 : 2004年2月4~5日 東京 ソニー・ミュージックスタジオ Marco 金曜日の夜に、バーボン片手に聴きたくなるアルバムといったら…。 MOURI ラウンド…

リッチマン、プアウーマン 第1話

【あらすじ】 日向徹 ( 小栗旬 ) は、若くして時価総額3000億円のベンチャーIT企業 NEXT INNOVATION ( ネクスト・イノベーション ) を率いる社長である。 NEXT は元々、学生会館の一室からスタートした会社で、 日向の才能に惹かれた朝比奈恒介 ( 井浦新 ) …

40年。 まだこれがベストではない。 長谷川きよしライヴ・レコーディング

曲目 : 愛の賛歌 作詞 : KARL HENCKELL 作曲 : RICHARD STRAUSS 訳詩 : 長谷川きよし アルバム : 40年。まだこれがベストではない。長谷川きよしライヴ・レコーディング 録音日 : 2008年06月02日~03日 恵比寿 ABSレコーディングスタジオ SPAZIOホール…

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