2011-03-18 有川 浩 著『阪急電車』 タイトル は行 作家 あ行 本 題 名 : 阪神電車 hankyu denshya 著 者 : 有川 浩 arikawa hiro 初 版 : 幻冬社 2008年01月22日 底 本 : 幻冬舎文庫 2010年11月25日 第8版 読了日 : 蔵書 2011年03月18日 ほっこり胸キュン まるこ 有川浩は、この作品をきっかけにファンになった作家さんで、 他の作品も書きたいと思うんだけど、まず第一弾『阪急電車』から。 「ほっこり胸キュン」という文庫本の裏表紙にあるキャッチフレーズ、 ちょっと気恥ずかしい感じがするな、かっこわるくない? もうり 今津線の写真見ると、小豆色の車体がレトロだろ、その辺のイメージを狙ったんだろうね。 まるこ 私は関西圏に馴染みがないから、宝塚の建物や宝塚ホテルは、写真でしか知らない。関西の人なら『翔子が洋服を買った店(のモデル)はどこどこ』と、すぐ分るんでしょうね。全然地の利を知らない私は、想像力で楽しめたけれど。 もうり 映画化されたよね。 「読んでから見るか、見てから読むか」って角川映画のキャッチコピーじゃないけど、俺は断然 “ 読んでから見る派 ” だ。 まるこ 同感! 私も “読んでから派”。 この本を読もうと思ったきっかけもテレビの映画宣伝で、面白そうだと思ったから、映画を見る前に読もうと思ったの。 もうり 本読んで、映画のキャスティングは合ってると思った? 主人公の翔子が中谷美紀だっけ、時江夫人が宮本信子。 まるこ キャスティングはバッチリだと思う。 この物語に登場してくる女の人って男前じゃない? 中谷さんも宮本さんも、背筋がピンと伸びてて燐としてるところが似合ってると思う。 もうり 台詞、小気味いいな。 「さっきのヘリ見るまでは、今日見つけたスペシャルは何だったの?」 「ボルゾイ三頭!」 これには笑った。 まるこ 私が好きな台詞、うーん、沢山あるけど。 時江「討入りは成功したの?」 翔子「素敵なブランドが台無しね」 翔子「ちょっと声をかけたくなったの。 さっきのあなたはとてもカッコよかったわ」 これは彼女たちが “知らない誰か” に初めて話かける時の言葉なんだけど、こんなに無駄がなくて相手の懐にスッと入ってくように、さりげなく言葉をかけられる人に、憧れちゃうのよね。 もうり 君の場合、初対面の相手には「あのっ」「えっと…えっと」って感じだもんなぁ。(笑) まるこ ひっど~い! 当たってるケド。 あらすじは、uncleyieさんがご自身のブログ(uncleyieのア・ディ・イン・ザ・ライフ)で丁寧に書かれています。