Marco 知の鍵

メインBlogから本に関するものをピックアップ。ああビブリアみたいな場所で一日中本読んでいたい。

原文

『老舗の履歴書Ⅰ~元黒門町の空也』 著:樋口修吉

夏目漱石の『吾輩は猫である』の舞台となる苦沙弥(くしゃみ)先生の家で、迷亭や寒月などの来客があったとき茶菓子として出されるのは空也餅である。 その空也餅を、正月に椎茸で食べて前歯を二本折った寒月が食べると、欠けた前歯のふちにくっつくところから…

よその宿六たち~空也さん 著:福島慶子 オリジナル

『日曜日の食卓にて』16ページ 「よその宿六さん~ 空也さん」 ※ 旧字は読みやすいように変更しました。 高畠 ( 達四郎 ) さんと山口さんは性質はまるで違うのに気が合うというのでしょうか、滞仏時代は常に行動を共にしていました。 2人共まだ30にもなら…

『メリイクリスマス』 太宰治 オリジナル原文

東京は、哀かなしい活気を呈していた、とさいしょの書き出しの一行いちぎょうに書きしるすというような事になるのではあるまいか、と思って東京に舞い戻って来たのに、私の眼には、何の事も無い相変らずの「東京生活」のごとくに映った。 私はそれまで一年三…